愛社精神という概念があるが、厳密にはそんなものは存在しない。
会社や組織というものはただの「場」であって、それ以上の意味を待たない。
では人間が愛社精神と呼んでいるものは何なのか？
それは同僚や部下・上司・社長、
その組織の理念・役割や、
自分のアイデンティティーなどとの関係性であり、場の事ではない。
だから、
愛社精神があるからその組織運営が上手くいくのではなく、
その関係性が良好だから組織運営が上手くいっているだけ。
会社や組織を愛しているのではなく、関係性を愛している。
人間はそれを漠然と愛社精神と呼んでいるだけ。
大抵の場合、愛される価値を持っていない者(組織)程、
対象に愛を強要しようとして、この言葉を乱用する事が多い。
