宗教⑲ スピリチュアルの仕組み

人間が『見えない力 (存在しない力)』に頼ろうとするのは、
自分の力でその問題を解決出来るかどうかが分からない時。
(ほとんどの場合、成功する可能性が低い時)

例えば占い。

それをする時期は『半年後・一年後が良い』などと答える。

もしそれに従い成功すれば、自分(占い)の手柄。
失敗すれば、お前の努力が足らなかったから。

指示した時期を守らず失敗すれば、
指示を守らなかったから。

指示した時期を守らず成功してしまっても、
指示に従っていればもっと成功は大きかった。

何とでも言えてしまう。

しかし頭の悪い人間はそれに気付けず、
『成功したのは指示のおかげ』
『失敗したのは指示に従わなかったから』
と錯覚し、スピリチュアルに洗脳されてしまう。


そもそも見えない力が存在し、
その力を自由に使えたり、
未来を正確に計算出来るのであれば、
人間社会は遥か昔に楽園・天国になっていなければならない。

現実の彼等は、
流行り病を終息させる事も、
戦争を終結させる事も出来ない。

彼等に出来るのは、
出任せに言った事がたまたま当たった時、
それが自分の力だと吹聴する事くらい。

他人の挑戦に寄生しておこぼれを貰うのではなく、
自分自身でスポーツでも起業でもして、
自分の力で金を稼げばいい。

未来が見えるのであれば、
金も成功も思いのまま。


スピリチュアル(見えない力)を信じてしまう人間に共通するのは、
彼等は総じて知能が低く、
少しでも難しい問題(現実)に直面すると、
脳の負担を減らす為にすぐに目を逸らし、
思考しなくてすむ妄想に逃げ込む。

妄想は問題を解決してはくれない。

妄想が叶うのであれば、当然、科学・医学も発展せず、
未成熟な社会で停滞していなければならない。

地球が丸い事を証明したのはスピリチュアルではなく科学(観察)。

人間は、
自分より知能の高い人間がやっている事が分からない。

頭の悪い人間程、
科学の功績が理解出来ない。
(医学は科学の一部)

宗教家が科学を毛嫌いするのはこれ。

科学が問題を解決してしまうと、
宗教に依存する人間が減り、
利益が減ってしまうから。

そして、
自分達がどんなに祈り願っても叶わなかった事柄を
科学が解決してしまうと、
自分達の無知・無能さが露呈してしまうからだ。


スピリチュアルは知能の低い人間を洗脳し、
思考停止人間を量産する事で金を儲け、
人間社会を腐敗させる。