みんなで、価値あるもの、しかし重いものを持つ。
その時、必ずと言っていいほど『持っている振り』をする人間が現れる。
その人間は『自分は楽をしている。つまり賢い人間だ』と思ってしまう。
やがて『それ』は伝播し、振りをしている人間の割合が上がり、
『持っている人間の負担』は大きくなる。
そしていつか持っている人間は、その『負担』に耐えられなくなり、
持っている振りをしていた人間達にも強制的に負担がかかる事になる。
しかしその時には、今まで持っていた人間は力尽き、
持っている振りをしていた人間は負担を支えるだけの力を持たず、
その集団は、そのものを手放す事になる。
知能の低い人間は、自分では正しい判断が出来ない。
だから知能の低い集団は確認作業が多くなり、
ただでさえ仕事が遅いのに、
更に作業効率は低くなり、
環境や他者に淘汰されることになる。