無知な子供は、
金持ちや権力者や税金などに対する偏見が酷い。
これは無知な状態で、
フィクションの知識を学習してしまう影響が大きい様に見える。
フィクションはどうしても分かりやすい悪役を作りがち。
善vs悪の構図が子供にも分かりやすいから。
無知な子供は、
世界が善と悪に別れていると思っていて、
自分はほぼ無条件に善や正義に属していると思っている。
(善悪というものは、自分の利益不利益から生み出される感想)
善良な市民などはその典型。
本当に善良な市民なるものが当たり前に存在しているのであれば、
人間社会は遥か昔に理想社会に成っていただろう。
今の社会は理想社会だろうか?
善良な市民は何をしているだろうか?
無知な子供は、
『支配者が愚かな(善良な)民衆を支配している』
と思っているが、
現実は、
『思考を放棄したい頭の悪い人間達が、
何でも決めてくれるリーダー(独裁者(保護者))を求めている』
だけ。
しかし頭の悪い人間は、
現実を正確に見る事の出来るだけの知能を持っていない為、
自分達が社会を構築している事に気付けず、
『存在していない誰か』
に責任を押し付け、
『自分は何て不幸なのか』
と嘆き悲しみ、
悲劇の主人公の快楽に酔い痴れる。
この世界には神も魔法も存在せず、
あるのは知識と努力と工夫だけ。