金儲けの為だけに作られたフィクションが世界にもたらす害悪

現実の因果関係が見えない人間は、
オカルト(妄想)で現実を解釈してしまう。

フィクションの世界では
『幽霊なんていない』
などの正解を言う者は淘汰される。

金儲けの邪魔になるから。


フィクションや金儲けを否定しているのではなく、
金儲けの為に生み出されるフィクションが、
無知な人間を洗脳してしまい、
人間社会に多大な問題を引き起こしてしまっているが、
ほとんどの人間はその事に全く気付けていない。

メディアや企業などもこの現象に陥っている。

人間が『人間的知性』を手に入れたのはつい最近なので、
ほとんどの人間はその使い方が分からず、
社会全体や世界全体を思考出来ず、
目の前のバナナを手に入れることだけに思考を消費してしまう。

満腹の捕食者はそれ以上補食しないよう本能が働くが、
人間は無限に貯蓄出来てしまう為、
バナナを無限に集めようとしてしまう。

人間が本能の壊れた動物などと呼ばれるのもこれ。

金儲け(貯蓄)は目的の為の手段であるなら大した問題は起きないが、
手段が目的になってしまうと、
人間はそれを上手くコントロールする事が出来なくなってしまう。

答えを見いだす為の対話が、
やがて口論になり、
『答えに到達する為』ではなく、
『相手を打ち負かす為』に全力を尽くしてしまう様に。