運という概念は幼児性の表れ

何故人間は存在しない『運』という概念を生み出し、
その概念を好むのか?

『良い事をすれば褒めてもらえ、ご褒美が貰える』
『悪い事をすれば怒られ、罰が与えられる』

と感じてしまうのは、
精神が子供のまま止まってしまっていて、
脳が大人になっていないから。


目的に対して正しい行動が出来れば目的に到達し、
目的に対して正しい行動が出来なければ目的には到達出来ない。

この世界にあるのはただそれだけ。


お腹が空いたとぐずれば食べ物がもらえ、
怖いと泣けば慰めてもらえる。

都合の良い楽な善行(甘え)で、世界に手助けして貰える。

それは幼児の幻想。


目の前にある鉛筆に、
『私はこんなにも善人で、こんなにも苦労してきました。
 だから私の思い通りに動いて下さい』
と、どんなに懇願しても鉛筆は1mmも動いてはくれない。

現実(世界)は人間の善悪(自己満足)に全く興味は無い。

鉛筆(現実)を動かす為には、自分の体を使って影響を与えるしかない。