点数や成績や評価というものは、
『現状で理解出来ている事・理解出来ていない事』
『現状で出来る事・出来ない事』
を明確にし、
その個体(集団)を向上させる為に必要な事柄を浮かび上がらせる。
しかし、
それらを『他との比較』に使用してしまうと、
そこに傲慢さや劣等感などが生み出され、
向上の為の思考が、
優越感を満たす為や劣等感を克服する(もしくは誤魔化す)為
の思考に摩り替えられてしまい、
人間は上手く前に進めなくなってしまう。
幼児が歩き始めるのは、
『歩きたいから』(自己が主体)
であって、
『優越感を満たす為・劣等感を克服する為』(他者が主体)
ではない。
優越感は劣等感から生み出される。
脳は『劣等感を誤魔化せた』と錯覚した時、
優越感を生み出す。
喫煙者が、
タバコを吸えない間イライラし、
喫煙すると脳が安定するのと同じ。