『奇跡は信じる者だけが掴む事が出来る』
努力が嫌いな凡人達の脳を強く刺激するこの言葉。
『努力なんかしなくても、信じるだけで奇跡は訪れるんだ!!』
まぁ、そんな訳ないよね・・・
宝くじを一枚買って、一等が当たる事を夢見るような、
なんなら宝くじすら買わずに、
ある日突然、億万長者やスーパーヒーローになる事を夢想するように無意味。
奇跡を奇跡だと思っている人間は、奇跡を掴む事は出来ない。
『それ』が奇跡に見えるのは、そこに至るまでの手順が理解出来ていないから。
『奇跡を信じる』とは、
『何の根拠も無く自分の都合の良いように現実が動く事を盲信する』という意味ではなく、
『それは自分の手順によって実現可能な現実だと認識出来ている状態』の事。
ある程度、目的までの道筋が見えていて、
それに向かって頑張っている人間にとっては『信じる』は力になるが、
道筋すら分からず、
頑張ってもいない人間にとっては『信じる』は麻薬(努力を放棄する言い訳)になってしまう。