スーパーヒーローになる方法

人間社会に溢れかえるダイエット方法や自己啓発
その中心にあるのは『誠実』『勤勉』『勇敢』。

しかしそれらを読みあさる人間達は、
この三つと向き合う事がとても苦手で、
とにかくこの三つを避けて目的に達する方法を知りたがる。

『楽に(新しい事をせずに、今まで通りで)何かを変える事は出来ない。頑張ろう』

と『方法』は言っている訳だが、その方法を知りたい人間達は

『とにかく楽で、頑張らなくても目的に達する方法を教えてくれ』

(宝くじや宗教に金を払う人達)

と要求している。

中身を無視して表面だけ真似ても、
それはコスプレでしかなく、
彼等が望むヒーローにはなれない。

需要と供給が食い違い、かつ資本主義が強く働き、

故に、人間社会に『○○方法』が氾濫する事になる。

人間社会は、そこに生きる人間をそのまま表している。


どんなに大量のマンガを読んでも、
『ヒーローに近付く為の行動』をしない限り、
自分は1mmも変わらない。

主人公に成ったかの様に脳が錯覚し、満足してしまうだけ。
(中身は無いのにプライドだけは高くなる)


こんなにも頑張って、ダイエット本や自己啓発書を読みあさっているのに、どうして何も変わらないんだ!!

頑張る所はそこではない・・・


○○の魔法が使えるのは一回だけ。

その機会が訪れるのは一瞬だけ。

それを掴んだ者だけが、次の機会に挑戦できる。

それを続けた者だけが、成りたい自分に成る事が出来る。

 

(その魔法は高カロリーの栄養であり、諸刃の剣。

正しく使えば筋肉になり、使わなければ贅肉になる)