堕落⑤ 夢を奪う嘘

子供が何でも簡単に信じてしまう事が楽しくて、
大人は子供に気軽に嘘をつく。

それが楽だから。
(複雑極まりない現実を説明しなくて済むから)

(自分が博識であるかの様な錯覚が優越感を生み) 
気持ちいいから。

それは子供に対する愛情ではなく、
ただの自己愛。

自分を気持ち良くさせる為だけの行動で、
そこに子供に対する配慮や責任などはない。


自分の事しか考えられない大人は、
金儲けや自分を気持ち良くする為に、
子供に夢を見せると言って妄想で洗脳しようとする。

それが結果的に、
妄想だけを見て現実を見ない人間を量産してしまい、
その人間の夢を奪ってしまう。

夢を追う力を奪われた人間は、
夢に向かって走る人間を無視出来ず、
妬み僻み、何とか挫折させて、
自分がいる場所まで引きずり落とし、
向上しようとしない自分を正当化し、
劣等感や無力感などの苦痛を誤魔化してくれる
まやかしの安心感を得る。