個の時代

『個の時代』というのは、

『自分勝手に生きる。
 個個人を自己責任という言葉で、切り離し、切り捨てる』

という意味ではなく、

『集団の雰囲気や圧力に影響されずに、
 自分の意志・考え・判断で、
 自分の人生や、自分が属する集団を運営していく』

という意味。


この考え方自体は 何千年も前からあったが、
単純に人類の平均知能や知識量が低すぎた為、
実現出来なかった。

思考を放棄した盲目な大衆 (子供) から、
一人一人が考え、責任を果たす社会 (大人) へ。

 

最近まで人類は、自分達が生きるこの世界の形さえろくに知らなかった。

それは、物心がつくと同時に『妄想の眼鏡』を掛けさせられ、
死ぬまで外す事が出来ない様なもの。

見せられているものと現実に乖離が大きい程、被害も大きくなる。

だから集団で行動する事で、周囲を損壊させても中心は守ってきた。

しかし妄想の眼鏡を外し、自力で世界を見られる様になると、
目を閉じて集団で行動するよりも、個個人が判断した方が効率が良くなる。