仕事と金

凡人にとって仕事は『金』を手に入れる為の手段。
成功者にとって金は『仕事』を手に入れる為の手段。

ほとんどの人間は、
『仕事というものは金を得る為にやるもの』
だと思っている。

しかし金を得る為に仕事をしてしまうと、
仕事は金を得る為の作業になってしまう。

到達目的は金を得る事であり、
そこに至るまでの道はどうでもよくなり、
出来るだけ楽な道を選択してしまう。

それの割合が大きくなると、
全体の質が落ちていき、
淘汰、消滅する事になる。


例えば『ゲーム』。
ゲームは『買ったお前がクリアしろ』という代物。
(プラモデルやジグソーパズル、知恵の輪などもそれ)

わざわざ金を払って苦労を買う。
それは苦労というものが『快楽を生み出す素材』になるからだ。

(ペットのオモチャなども快楽を生み出す為に作られている)

しかし苦労という素材を上手く快楽に調理する為には、
知識や技術、
創意工夫出来るだけの知性などが必要になってしまう為、
それらを持っていない人間は市販品を買う事になる。

しかし仕事を快楽に調理する為の道具は、
ほとんど市販されておらず、

仕事を快楽に調理出来ない人間にとって、
仕事は『不味い食材』となってしまい、
嫌いな食べ物に分類されてしまう。