堕落⑫ 他人(自分)の努力が理解出来ない人々

『数百回、数千回の挫折を乗り越えてなお進む凡人を、
 凡人達は天才と呼ぶ。
 しかし動物の知能では、努力で得たものが分からない』

人間以外の動物は努力などしない。
生まれ持ったものだけで生きていく。

知能の低い人間は、
動物的思考しか出来ず、
努力が出来ない(分からない)。

だから、
他人の努力が理解出来ず、
自分より優れている人間を見ても、
『それは生まれ持ったもの』
としか認識出来ず、
『資質』や『才能』という『特別な自分が持っていないもの』
と認識してしまう。

例えばプロのピアニストを見ても、
『その人がそこに至るまでの労力』を想像出来ず、
『この人は生まれつきピアノの上手な人なのだ』
と認識してしまう。

(知能の低い人間から見ると、高度な科学は魔法に見える)

だから、
努力をしない人間・他人の努力が理解出来ない人間は、
自分より優れている人間に対して敬意が生まれず、
逆に、
『自分が持っていないものを生まれつき持っていてズルい』
と感じて攻撃対象にしてしまう。