他人のあら探しに夢中になる人々

堕落の中で生きている人間は、
自分の劣等感・敗北感から目を背ける為に、
勤勉な者を許さない。

自信の無い人間は、
他人の短所を見つける事で、自分の心を保護しようとし、
見つけられない時は、対象を称賛し、また自分の心を保護しようとする。

知能の低い人間は、
他人の間違いを見つけた時、
自分が完璧に正しい人間であるかの様に錯覚してしまう。

自分に自信がなく劣等感の強い人間ほど、
その劣等感を誤魔化す為に、
他人の欠点を探すことに夢中になってしまう。

しかしそれは一瞬の麻薬でしかなく、
自分が成長した訳でもなく、
『錯覚の自信』では劣等感は無くならない。

だから『本物の自信』が身に付くまでは、
他人のあら探しが止められない。