宗教③ コックリさん

例えば、
子供が大好きな『コックリさん』。

あれを複数の人間でやるのは、
一人でやってしまうと犯人が誰なのか一目で分かってしまうから。

何らかの力が働いているのであれば、
人間の手を使う必要もなく、
直接発言すればいい。

子供は知能が低過ぎる為、
こんなに単純なからくりにすら気付く事が出来ない。


そもそもそんなものが本当に存在していて、
なおかつそれらが人智を超えた存在であるなら、
それらからもたらされる情報により、
人間の科学力は飛躍的に(それらと同じ水準まで)発展している筈。

残念ながら、
人間が作り出す『神・悪魔・精霊・妖怪』などの類いは、
人間が知りうる範囲内のものしか知らない。

人智を超えた何かが
『人類を猿から人間に導いた』などの
『過去の改竄』をする事は出来ても、
『現在の人類が抱えている問題を解決する』事は出来ない。

何故なら、
『問題を解決する事から逃げる為』に生み出されたものが
『それら』だからだ。

麻薬は病気の痛みを短期的に誤魔化しはするが、
病気そのものを治療する事は出来ない。