社会の形

あなたは誰かの子供であり、誰かの親であり、

誰かの友人であり、

誰かの敵であり、誰かの味方であり、

先輩で、後輩で、部下で、上司で、

日本人で、地球人で、人間で、動物で、物質の集合体で、

誰かより裕福で、誰かより貧困で、

短気で、気長で、幸運で、不幸で、

幼く、老いていて、愚かで、賢く、

善人で、悪人で、誠実で、嘘つきで、

無知で、博識で・・・

一個人は多種多様な側面を持っていて、

そしてそれらは矛盾しない。

しかし、知能の低い人間は「多種多様」に世界(現実)を見る事がとても苦手だ。

多様に物事を見ようとすると、脳処理がとても複雑になってしまい、処理しきれない為だ。

そして、知能が低いが故にそれを理解出来ず、

本能的にその処理を避ける為に思考を放棄し、

世界を単一に固定されたものとして見ようとする。

だから社会を複雑にしてしまう多様を恐れ、

それを強要しようとする人間を攻撃してしまう。

人間社会とは、その戦いの結果、

その段階の人間(集団)の知能の平均によって構築されていく。