「プライバシーへの配慮」という度し難い言い訳

障害者雇用の水増し問題。


「プライバシーへの配慮」という理由で、

障害者手帳の有無を確認せずに、健常者として雇用した。

であるなら、問題は無い。(仕事をこなす能力が有ると判断して採用しているのだから)


しかし、

障害者手帳の有無を確認していないにも関わらず、障害者として雇用した。

は、明らかに故意だ。

過失では無いし、プライバシーに配慮している訳でも無い。



あまりにも幼稚な、理屈(問題)のすり替え。


「相手のプライバシーに配慮して、障害者手帳の有無を確認しない」事と、

「健常者を障害者としてカウントする」事は全く関係無い。



障害者手帳の有無を確認しないのであれば、健常者として雇用するのが当然だ。



「何故、健常者を障害者としてカウントしていたのか?」

という質問に対して、

「プライバシーに配慮して、障害者手帳を確認しなかった」

は、全く答えになっていない。


「健常者を障害者としてカウントしていた」という不正を、

障害者手帳を確認しなかった過失」にすり替えているだけ。


障害者手帳を確認していない」のであれば、

「健常者として雇用しなければならない」。



障害者手帳を確認していないにも関わらず、「その人間は障害者である」と決定した判断基準は何なのだろうか?


これほど広範囲で行われているのだから、当然 一個人の思い込みや見逃しなどの過失ではなく、意図的な慣習だ。





「障害」とは、その人間の個性(個体差)の一部に過ぎず、

その人間が、その仕事をこなせるかどうかの絶対基準では無い。