政治家と大衆 自分と身体

大衆は『政治家が国家を支配している』と思っているが、

政治家というものは『国家を運営するシステム』と『国民』の間を取り持つ者でしかない。

そしてシステムと政治家の質は、それを選別・支持する大衆の質に従う。

メディアなども同じ。

社会を向上させたいのであれば大衆の質を向上させるしかなく、

それをせずに政治家をどれだけ入れ替えても社会は何も変わらない。

努力(選択)を放棄している人間が、あらゆるダイエット(自己啓発)に挫折するように。

大衆が理想を求め、政治家がそれを打ち出したとしても、国民がその理想に耐えられない。

 

人間は『自分が体をコントロールしている』と思っているが、

現実は逆で『体が自分をコントロールしている』。

人間はとても頭が悪いので、

脳の出す命令(感情)が自分の意志だと思っていて、

それより上の原因を見ることが出来ない。