宗教⑩ 世界は自動販売機のようなもの

世界とは自動販売機のようなもの。

120円のジュースが欲しければ
120円を入れればジュースが手に入る。

しかし人間はとても知能の低い猿なので
10円を3枚入れてジュースが出てこないと怒ったり

たまたま120円以上の硬貨が入りジュースが出てきても
今度は缶の開け方が分からずジュースが飲めないと絶望したりしている。

自動販売機の仕組み構造が理解出来てない人間は
『出来た・出来なかった』を
『運が良いから出来た・運が悪かったから出来なかった』と解釈する。

そして『運』を良くする為にはどうすればいいのかと
無意味な思考を始めてしまう。

(世界という自動販売機には
『誤作動・ゆらぎ・不確実』などが存在しておらず、
 原因に対して厳密な結果しか存在しない)

そこに金儲けをしたい猿達が群がり
人間社会に『運を良くする方法』という嘘が氾濫する事になり
金や人材というエネルギーが無意味な事に消費され
その集団全体のエネルギーが減り
その悪影響はその集団全体に及ぶ事になるが

現実(原因)が見えていない人間は
運が悪いからこうなっている(苦しいのだ)と考え
更に運が良くなる方法にエネルギーを注ぎ込み
更に状況を悪化させてしまう。