この時期になると「戦争」を取り扱った番組や記事を目にする事が多くなるが、
ほとんどの人間は、「戦争」というものが全く理解出来ていない様に見える。
漠然と「戦争」というものが存在し、
ただ口を揃えて
「戦争はいけない」
「戦争を二度と起こしてはいけない」
等と発言しては、自己満足に浸っているだけだ。
「戦争」とは何だろうか?
自然災害か何かだとでも思っているのだろうか?
不思議な事に、この日本では、
「戦争を起こした人間達」や、
その「(戦争を起こした)理由」について、
ほとんど学校の授業では習わないし、
TV新聞雑誌等のメディアも、ほとんど取り上げる事は無い。
それは当然、その情報をコントロールしている人間達がいるからだ。「そこ」に、戦争の火種は残り続けている。(その火種は 今 目に見えて大きくなりつつある。弱い犬程よく吠える)
しかし、原因を理解せずに、結果をコントロールする事は出来無い。
例えば、細菌やウイルスの存在を知らない昔の人間達が、それ等を予防する事が出来なかった様に。
「戦争」を予防するには、当然その「原因」を明確に理解しなければならない。
日本は、原爆を盾に そこだけを声高に主張し、さもアメリカが加害者で、日本は被害者であるかの様に見せ掛ける事に腐心しているが、
本当の加害者(原因)は誰なのか?
誰が戦争を提案し、
誰がそれに賛同し、
誰がそれを許可したのか?
その結果、どれほどの被害が生み出されたのか?
(勿論、被害とは日本側だけではない。
日本で戦争の被害とは、大抵の場合 空襲や原爆で 犠牲になった人数だけが取り上げられる。
精神年齢が低い程、
加害者意識は希薄になり、被害者意識は強くなる)
何故、国民はそれを止められなかったのか?
国民の意識は?
国民の知識レベルは?
国家の主導者達が暴走し始めた時、国民にそれを抑制するシステムは?
この基礎的な質問に、明確に答える事の出来る日本人がどれだけいるだろうか?
原因を全く理解出来ていない人間が、「それ」を繰り返さない とどれほど叫んだ所で、そんなものには何の意味も無い。