迷子の子供

見知らぬ場所で
保護者とはぐれてしまった子供

周りに大人がたくさんいても
助けを求めようとしない

それは
子供から見て
大人というものが
『頼りになる者・信頼できる者』
だと認識されていないから


大人はどうだろう
大人は大人を信じているだろうか

『知らない人についていってはいけません
 (知らない人を信用してはいけません)』

それは子供を守る為だろうか

その社会を作っているのは誰だろうか

 

 

メディアやフィクションによる子供の虐待

フィクションの中に溢れかえる『虐待』。

誰にも助けてもらえず苦しむ子供。

そこでは
親も教師も行政も
不真面目で不謹慎で自分の都合しか考えない。

自分の利益しか考えられない作者が生み出す
現実には存在しないヒーロー登場。

現実には不可能な問題解決。

子供達は『そんなもの』ばかりを見せられる。

 

現実に子供を救えても
『それら』は子供の目まで届かない。

救えなかった時
『それら』は大々的に拡散される。

視野の狭い人間は
メディアの情報(与えられた情報)が『世界のほとんど』だと
信じてしまう。

人間はこれを『無知』と呼んでいる。

視野が狭い人間は
持っている情報が少な過ぎる為
自分が無知だと気付けない。

そのほんの一部が世界の全てだと思い込み
情報を発信したり
自己満足ヒーロー物語を描いてしまう。


誰からも『助けてもらう方法』を教えてもらえなかった子供は
誰を信じる事も出来ず
絶対に来ないヒーローを待ち続ける。

 

宗教 28 スピリチュアルが流行る理由

人が『新しい情報』を入手しようとするのは
ほとんどの場合
『楽が出来る』と思っているから

『こうした方が良い』
という方法を人は無数に知っている

明るく元気に挨拶すれば
チャンスが増え
人生は豊かになる

しかし逆に言えば
チャンスを生かす為に
『努力』をしなければならない

動物は努力をしない

歌手になりたい
プロスポーツ選手になりたい

歌手になる為にやらなければならない事は?
プロスポーツ選手になる為にやらなければならない事は?

『努力が必要なチャンス』を脳が反射的に避けてしまう


『楽をする方法』を探しているのに
現実に存在するのは『努力』で問題解決
目標達成する方法ばかり

努力をしたことが無い人間は
他人の努力が分からない

歌・スポーツの才能があっていいな
→ 生まれつき歌・スポーツの才能があってずるい、卑怯

妬み僻みから怒り憎しみに

『そういう人達』に目をつけ
『願う・祈る・おまじない・呪文・儀式・生贄』等々
だけで問題を解決
目標に到達出来る
というスピリチュアル(宗教)が
世界中に蔓延する事になる

 

 

社会に問題が起こる構造 金持ちと庶民の思考の違い

知能の低い人間は
それに伴い観察力と想像力が低い

理解するのに
難解な現実よりも
簡単なフィクションを好み

現実の情報よりも
フィクションの情報が多くなり
フィクションが現実だと信じてしまう


大抵の場合、フィクションの中では

金持ちは
傲慢で自分勝手で
自分の利益の為に善良な民衆を苦しめる

庶民は正直で
思いやりがあり
弱い者同士助け合い
善を尊び、悪徳を憎む


しかし現実では

どちらかと言うと金持ちになる人間は
勉強をし、努力をし、忍耐強く、理性的で、
他者や組織や全体の事を考えて行動する

対して庶民は
目先の利益・快楽を追い求め
勉強が嫌いで、努力が嫌い
忍耐力が無く、すぐに諦め、それを他者の責任にする
(才能や政治や環境 等々)

常に根拠のない噂話を交わし合い

(努力しなくても順位を引きずり下ろせる)
他人の醜聞が大好物


勉強や努力から
フィクションに逃げ込んでいる人間は
勉強や努力を描けず
自分が気持ち良い妄想ばかりを描いてしまう

(キレて暴れて力ずくで問題解決してめでたしめでたし
それは幼児や動物の問題解決手法)

勉強や努力をしている人間に対する妬み僻み劣等感から
勉強や努力をしている人間を悪に仕立てあげ

勉強や努力をしない人間を気持ち良くさせて金を稼ぎ
力 (影響力) を持ってしまう

(『庶民の庶民による庶民の為の娯楽』

 人間はそれを
 フィクション・宗教・スピリチュアル・オカルト
 などと呼んでいる)


現実は

知能の低い人間は
目の前の自分の利益 (不利益の回避も含む) に飛びつき

その結果
生み出される他人への被害などが認識出来ず
様々な問題を引き起こし
常にいがみ合い、争い合っている

(それを抑制する為に
 社会に膨大な量のルール・法が作られ
 正常な部分を停滞させ
 全体の生産性を下げる)


自分と同じように
『自分の利益にしか興味のない人間』
に金や権力を持たせてしまい
結果、自分達が苦しむ事になるが
観察力と想像力が低い為
その因果関係が分からない


赤ん坊や幼児が『不満』を泣き声や態度で表し
保護者に問題解決してもらうように

精神が幼児のままの人間も
自分ではなく『誰か』に問題解決してもらうおうとする

運が悪い
悪魔のしわざ
神の試練
政治が悪い
政治家や金持ちが悪い

= 自分達は悪くない (勉強・努力しなくていい)

そういう人間達は
『スピリチュアル (宗教)』などを作り

自分達と同じ他責の人間から
金や人生を搾取する


大多数を占める『大衆』から敵視されると
金儲けも出来ない上に
非常に生きにくくなる為
大衆に意見出来る人間はとても少ない

対して
大衆を煽て
(正規の手法ではなく)
金や権力を手に入れようとする者は
跡を絶たず

大衆は『数が多い方・声が大きい方』を
正しい意見と認識してしまう
(選挙などで大音量でアピールするのもこれ)

 

 

 

 

理系と文系 科学と宗教

熊に襲われている時
心情を訴えても
声としての効果はあっても
言葉の内容に効果はない

地震などの災害も同じ


文系とは『人間』に対する学問

理系とは『世界 (人間も含む)』に対する学問


世界(現実)の相手をする時
その『理』を理解し
正しいアプローチをしなければ
望む結果にはならない

それを模索し
得た情報を
人間は科学と呼ぶ


頭の悪い人間は『理』が理解できない為
世界に『言語』で訴えかけてしまう

人間はその行為を宗教と呼んでいる

 

 

ほとんどの人間は飛行機ではなく気球

ほとんどの人間は自分の事を
『自由に移動できる飛行機』
だと思っているが

ほとんどの人間は
『風に流されているだけの気球』

みんな一緒に流されているから
自分が流されている事に気付けない

『環境を変える』とは
『乗る風を変える』という事

『風を見ていない者達』は
群れから離れて速く移動する気球や
風を選んで行きたい方向に進んでいる気球を見ては
(同時に遅い自分を見せられる)

『運が良いから』
『才能があるから』

ズルい、卑怯、と妬み僻み、
何とか撃ち落とそう(劣等感を解消しよう)
と労力を注ぎ込む

自由に飛び回る者達は離れていき
得られる情報は狭くなり

本来、外側に向けるべきエネルギーを内側に向け
抜き出ようとする者を
牽制・監視する為に消費してしまい

情報・生産性が低下し
他集団との競走から脱落し
淘汰される

 

1%のひらめきと99%の努力

飛行機の無い時代

「鳥のように自由に空を飛べたら」

『飛行機を具現化する努力』

に耐えられたのは、ほんの一握りの人間だけ


たった一つのひらめきで
実現する事などほとんどない

100の成果には100のひらめきが
1000の成果には1000のひらめきが必要

そのひらめきを導きだす為の数式を構築する作業を
人間は努力と呼ぶ