自由民主という皮を被った忖度党

自由民主党は、国民の自由を制限し(権力者の自由は拡大し)、国民は国家に従えば良い という党なのだから、自由民主という名称を使う資格が無い。


ただひたすら、自分達のやりたい様にやっては、

「国民の理解を求める」
「国民の信を問う」

と連呼しているが、

これは つまり、

「(自分達(権力者)の都合の良いように)忖度しろ」

と言っているに過ぎない。

(それは党首の姿勢にも現れている)

自由民主党は「忖度党」とでも改名した方がいいのではないだろうか。

(国民の都合は忖度しないだろうが)



今日の昼頃、日本共産党のなにがしが大音量で演説していったが、

典型的な何の中身も無い馬鹿演説だった。

ただひたすら他党を批難し、何の根拠も示さず ただ自分達を支持しろと怒鳴り散らしただけ。

支持されたいのであれば、最低限の理念や、それに対する具体策を呈示すべき。



「毒を以て毒を制す」

選挙とは簡単に言えば、どの「毒」を選択するのか?

という事になる。

安倍や小池は劇薬だが、今までの 何もしない政治家 よりはマシなのかもしれない。

(建前上は国民の為と謳っているのだから)

問題は、その劇薬を国民が使いこなす事が出来るのかどうかだ。



(安倍は偏狭で偏重な理想主義者※。小池は権力欲の塊 と言った所か)


※「美しい国、日本。」などはその典型。
彼の中での偏った理想。

彼の中では、

まず(口出しをしてこない・余計な事をしない)天皇が頂点に君臨していて、

その下(実質的トップ)に、自分達権力者が存在し、

その下に、権力者の駒となって働く公務員(本来は総理大臣も公務員だが)、

そして一番下に、権力者に金と権力を(黙って)差し出してくれる国民が位置している。

(権力者に逆らう人間は「こんな人達 非国民 売国奴 反日」となり、正統(正当)な国民とは みなされない)

これが、彼(多くの自称愛国者達)が理想とする国家の形態だ。

彼等の中では、「国民」とは国家が支配・管理すべき愚かな烏合の衆なのだ。


しかし「それ」は猿の時代の統治手法。

知識や経験が少なく、精神的に未成熟な人間程、原始的本能(原始的システム)に依存しようとする。

未成熟な人間程、原始的手法(暴力 等)で問題を解決しようとする様に。



「権力(権力の正体は選択権)」は、国民全体の為に、国民が権力者に預けているに過ぎないが、

愚かな為政者程、私利私欲

(国家国民を犠牲にして自分の理想とする国家を造ろうとするのも私利私欲)

を満たす為に権力を行使してしまう。

その暴走を縛る為に「憲法」が存在している。

だから、なんだかんだ言い掛かりをつけては「改憲 改憲」とはしゃいでいる訳だ。


自分達を縛る鎖(憲法)を、国民を縛る鎖に すり替えたいのだ。



精神的に未成熟な人間程、「理想」という快楽に支配されやすい。

そしてその理想を実現する(自己の欲望を満たす)為の行動を

「愛 正義 使命 崇高な目的 大義 聖戦 国難突破」

などと謳って(全体の意見・全体の為であるかの様に見せ掛け)正当化しようとする。